第65回
「ヒィーッ……」
千枝は一発で廊下に倒れた。
後ろ手縛りのため、身体が思うように動かせず、千枝は男たちにヒップを差し
あげたまま、なかなか立ちあがれない。
「いい尻でしょ、田村さん。この尻に、男はだまされてしまうんですよ」
黒河がスラックスのベルトを抜いた。
手慣れた仕種で右腕を大きく振る。
千枝の尻肉でベルトが弾けた。
「ううっ……」
ピシッという小気味いい音と共に、千枝のヒップが跳ねあがった。
雪白の肌に赤いベルトの痕が浮かび上がる。
「どうだ、千枝。ボロアパートの廊下で打たれる気分は」
黒河が二発、三発とベルトを打った。
「あうっ……ううっ……」
千枝の媚肉はドロドロだった。
たまらない屈辱感が愛液をあふれさせる。
「田村さん、あなたを誘惑した千枝に、お仕置きをしてやってください」
黒河が和章にベルトを渡した。
和章の目がギラギラしている。
「い、いいんですか」
ベルトを持った和章の身体が熱くなる。
目の前に掲げられた魅惑のヒップを鞭打てると思うとたまらない。
体中の血という血が逆流した。
「千枝、おまえからもお願いしないか」
「ああ……和章さん……淫らな千枝の身体を……清めてください」
千枝のか細い声が、和章の昴りを煽った。
「よ〜し、いくぞ!」
和章がベルトを振りあげ、むっちりと張った尻めがけ、振りおろす。
「あうっ……」
ヒップの肉がブルブルッと震えた。
ベルトが弾ける感覚に和章の脳髄が痺れる。
「ああ……もっと……強く……もっと、痛くして……和章さん」
「ちくしょう、このマゾ牝めっ」
つづけざまにベルトが飛んだ。
「ヒ、ヒィーッ……」
赤い蚯蚓腫れが雪白の尻に浮かびあがる。
千枝は唇をグッと噛みしめ、肌が裂かれるような激痛に耐えた。
その刺すような痛みが、やがて禁断の愉悦に変わっていくことを身体は知っていた。
和章は狂ったように、千枝の裸身にベルトを見舞った。
太腿やふくらはぎ、くびれたウエストにまでベルトの雨を降らせた。
「もっと、もっと欲しいのか」
「ああ……欲しいわ……もっと、ちょうだい……」
肉の割れ目から恥液がトロトロとあふれだし、太腿の内側まで垂れていた。
「田村さんとおまんこしたのか、千枝!」
「し、しました……千枝が誘ったんです」
「許さんぞっ!」
黒河が縄尻を引っ張った。
黒河も千枝も異常な精神状態に陥っていた。
「来い、千枝」
黒河が千枝をアパートの外へ連れ出そうとした。
階段を降りると、セクシーな尻を蹴る。
「あっ……」
足を踏み外し、千枝は玄関口へと転げ落ちた。
何事かと、一階の住人が顔を出す。
「おう! 裸の女だっ」
紫のロープえ後ろ手に縛られた全裸の美女の出現に、住人たちは唖然とした。
突っ伏したままヒップを向けている千枝のまわりを取り囲む。
「ほらっ、立て、立つんだ、千枝」
黒河が割って入り、縄尻を引いた。
「ああ……見ないで……見ないでください」
立ちあがった千枝は、剥き出しの恥部を隠すこともできず、すべてを晒した。
千枝は深夜の路上に引き出された。
-つづく-
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