第59回
「あっ、い、いや……」
ホックがはずされ、スカートが脱げ落ちた。
黒のパンティだけで、千枝は薄暗い廊下に立った。
階段を昇る、きしんだ足音が聞こえてきた
「誰か来るわっ」
パンティのまま部屋に戻ろうとする千枝の足首をつかんだ。
バランスを崩し、四つん這いの形で両手をついた時、男が上がってきた。
新聞の勧誘員らしかった。
「おうっ……」
全裸にちかい千枝の姿をいきなり目の前にして、勧誘員は度肝を抜かれた。
「ああ……見ないでください」
千枝は立ちあがろうとするのだが、下半身に力が入らない。
和章の目の前に、突き上げられた千枝のヒップがあった。
薄いパンティ越しに深い亀裂が見え、頭がカアッとあつくなった。
勧誘員がいるのにもかかわらず手を伸ばし、パンティを毟り取った。
「いやっ……やめてっ……おねがい……」
一糸まとわぬ裸にされて、千枝はますますうろたえた。
勧誘員は、四つん這いの見事な裸体にただただ見惚れていた。
和章はここで千枝をものにしようと思っていた。
見ている男がいる、この時しかないと直感した。
-つづく-
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