第50回
「ああっ……ううンっ……」
千枝は大きく舌をのぞかせて、黒河の垂れ袋を舐めている。
右の人差し指は、肛門へと伸びていった。
黒河に教育された、奉仕のテクニックだった。
「ああ……おいしい……この……ふくろ……」
唾液でヌラヌラの垂れ袋に頬を寄せ、千枝がハスキーにつぶやいた。
うっすらと開いた瞳が妖しく濡れている。
奉仕することで、マゾの血がたぎってくるのだ。
「尻をこっちに向けてみろ」
「ああ……また、四つん這いになるのね……」
素っ裸で牝犬の姿勢をとることは、女にとって、かなりの恥辱だ。
それゆえに、千枝は身体を熱くした。
薄汚れた畳に両手をつき、黒河に向けて膝を伸ばしていく。
むっちりと実った双臀が高く揚げられていく。
一番隠しておきたい菊の蕾まで露にする。
漆黒の翳りで隠されたクレヴァスまでもが、さらけだされていった。
「もっと、尻を上げろっ」
ピチャリと肉を張った。
「あうっ……こ、こうかしら……」
千枝は上体を伏せて、さらに双臀を突き出していった。
「あの美人が裸で尻を差し出しているんだ」
声だけ聞こえて見られないだけに、和章の妄想は広がっていく。
四つん這いの千枝さん……。
想像しただけで、射精してしまいそうだ。
「割れ目を自分で広げるんだ、千枝」
黒河が声を大きくした。
もちろん、薄い壁一枚を隔てた和章の存在を意識してだ。
「ああ……いじわる……」
揚げられた双臀が恥じらいにくねった。
菊の蕾がヒクヒクッと収縮を見せる。
「早く広げろよっ、千枝」
千枝の双臀で両手が鳴った。
「あうっ……お尻、ぶたないで……」
千枝は左手を臀部に持っていった。
人差し指と親指で、恥毛に飾られた肉の割れ目を広げていく。
ピンク色の肉襞が、少しずつ現れてきた。
にじみだした愛液で、ヒダヒダの一枚一枚が鮮やかに濡れている。
『もう、グショグショじゃないか、千枝』
黒河の声が、和章にはっきり聞こえた。
「千枝さんのあそこが……グショグショ……」
和章の脳裏に、空想のサーモンピンクが浮かび上がる。
「ああ……恥ずかしい……」
千枝は割れ目を広げたまま、双臀をくなくなと振った。
黒河の熱い視線で剥き出しの媚肉を妬かれ、じっとしていられない。
女の粘膜がムズムズとしてくる。
「どうした、尻なんか振って」
「あんっ、ごらんになっているだけじゃ、いや……し、して……」
むずがるように、千枝がねだる。
「してって、なにをだい」
「うンっ……いじわる……千枝に言わせたいのね……」
千枝は壁の向こうの和章の存在を意識している。
和章が聞き耳を立てていないわけがない。
「ああ……入れて……ください……」
千枝は大きな声でおねだりしようとしたが、恥ずかしさで声にならない。
「千枝、よく聞こえないぞ」
怒張の先端で、ぱっくり開いた花唇をなぞり、黒河が言った。
-つづく-
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